こんにちは。
愛知県春日井市の森山歯科医院の森山隆平です。
知覚過敏用歯磨き剤のシュミテクトの登場により、
世間一般に「知覚過敏」が認知されました。
一般的な症状としては 冷たいものでしみる、 甘いものでしみる、
歯ブラシの先があたるとピリッとする、などがあります。
患者様はムシ歯と間違われることがありますね。
中高年に多く、若年者はあまり見かけません。
原因として歯ブラシの横磨きによって歯肉が退縮して、
隠れていた象牙質(神経につながっている)が露わになり
尚且つ柔らかい層なので摩耗が著しくなり、よけいしみやすくなるわけです。
歯周病患者、歯ぎしりのある方などにも見られます。
今の外気の低い寒い時期や夏の暑い時期冷たいものをたくさん摂取するとなることが多いようです。
治療法は歯科医院で知覚過敏用の薬液(数種類あります)を塗布、摩耗の著しいところに薬剤を充填する、レーザー照射をする、などがあります。
症状がなお一層進み日常生活に差し支えが出る場合は神経を取るということも稀にあります。
下の画像の白いところはエナメル質、根本の黄色いところが象牙質です。
ちなみに知覚過敏になってしまった私の左上の犬歯です。